||   dancing the dream / 夢を踊る   ||



心の底に眠っていた意識は、作品を通じて表現される。 ぼくたちの住むこの世界は、創作者たちの舞踏会場だ。 踊り手たちはまたたくまに次々と入れ代わってゆくけれど、踊りはいつまでもやむことがない。 踊っている最中、ぼくは何か聖なるものに触れることがよくある。 そんなとき、ぼくの魂は高く舞い上がり、この世に存在するありとあらゆるものとなる。 ぼくは星となり、月となる。  愛する者となり、愛される者となる。 勝者となり敗者となる。 主人となり、奴隷となる。 歌い手になり、歌になる。 知る人となり、知られる人となる。 ぼくは踊りつづける。 創造というはてしない踊りを。 創作者と作品はやがて溶けあい、ひとつの喜びになる。



ぼくは踊り、踊り……踊りつづける。 そして最後に残るのは……踊りだけ。