||  magical CHILD - Part 2 - / 魔法の子供   ||


昔 不思議な力を持った子供が苦痛を覚えた
うすれた思い出 錯乱した記憶を感じた
その色彩 形 微妙な色合いのなかに
かすかな手ががりを秘めた不思議な力があるようだった
風 嵐 強風の後ろに
とばりに包まれたベールの向こうに側に
目には見えない 不思議な形で
彼にはわからない力が潜んでいた
そのメロディとリズムは楽しく そして優しく
少年は喜びのなかで踊り リズムをとった
暑さも寒さも 気にはならなかった
山の頂上が 彼の王座だった

見知らぬ人々がやってきて 彼の喜びをあざけった
冷笑と冷やかしの言葉を浴びせ 彼らは少年の踊りを妨げようとした
彼らは心ひそかに 卑怯な手口を考え
少年の無垢で不思議な力を
残酷な矢で奪いとり 息の根を止めようとした
何度失敗しても 彼らは少年に襲いかかり
何度も何度も 彼を脅しつけ
懲りずに攻撃を続けたが 少年の力をくじくことはできなかった

ありとあらゆる 棘のある言葉を投げつけたけれど
慈愛に満ちた神の恵みを欺き 奪いとることはできなかった
少年の強さも 彼が何を探しているのかもわからず
彼らは大声で彼をののしり 変人呼ばわりした

だが少年の不思議な力は衰えることなく
彼は勇敢で大胆な大人になった
魂の奥深く分け入り
このうえないエクスタシーのなかで 彼は自分の役割を発見した
彼の心ははてしなく広く
不思議な力は 人類の希望だった
人間という仮面をつき破り
目に見えない はるか彼方の静かな場所には
こことはまったく違う世界がある
力と おごそかな光にあふれるその世界で
ほかの子供たちとともに 反旗をひるがえせば
潮の流れが この世界を変えるだろう

不思議な力を持った少年は腰をかがめ
種をまき すきをとりあげ
楽々と 溜め息ひとつつかず
涙ひとつこぼさず 泣きごとひとつ言わず
静かなる完璧さで
神の指示に従い
声をあわせて歌い
潮の流れをくい止め この場所をつくりかえるのだ
不思議な力を持った子供よ 恐れることはない
さあ早く 今がその時だ