||  QUANTUM leap / 量子飛躍   ||


丘で 谷で ぼくはあなたを探した
どこまでも遠く あなたを探した
どんな狭い場所も くまなくあなたを探した
ときには頭がおかしくなるぐらい 必死であなたを探した
けれど どちらを向いても
ぼくはただ おなじ場所をぐるぐる回っているだけ
嵐のなかで 吹き荒れる嵐のなかで
ぼくにはあなたの 無言の物語が聞こえた

あなたは ぼくの行く先々で姿を見せた
あらゆる味 あらゆる香りに
ぼくは恍惚感を覚えた
あらゆる振動のなかに ぼくはあなたの踊りを感じた
何を見ても あなたの瞳を感じた
あなたはそこにいた たとえ偶然だとしても

それでもやはり ぼくはためらった
にもかかわらず ぼくの人生は変わってしまった
あらゆる疑問は 悲しみの思い出のなかで判断され
無駄な苦しみの種となっていた
今こそ それを解き放ち
ぼくはあなたの栄光に浴すことができる
どこへ流れてゆこうとも
ぼくにはあなたの まばゆい光が見える
あらゆるドラマを ぼくは演じ
あらゆる経験に 永遠の要素を見い出す

あらゆる行動 行為のなかに
あなたは種として 存在する
ぼくにはわかる なぜならぼくは 何もかも
起こるべくして起こるのだということを理解したからだ
そんなにむきになることはない
なぜなら あなたはその袖のなかに
あらゆる運命のカードを隠しているのだから
王国はここにある
すべての火 すべての炉辺に
新しい生命の輝きが見える

一度も歌われたことのない すべての歌
心に芽生えたばかりの すべての憧れに
何も聞こえない 何も見えないところ
あなたの存在の核の中に
はてしなく広い場所がある
無限の純粋さは神の胎児だ
ほんの一瞬でも 「生きる」ことができたなら
ぼくたちはすぐに 見ることができるはず
悩みも 苦しみもない世界
人の手で荒らされていない 素朴な美しさ
きらめく水 歌う空
誰も死ぬことのない 丘や谷を

そこは魔法の庭 不思議の世界
ぼくたちがかつて神の恵みを受けていたところに遊び戯れた場所
ぼくたちの心の奥深く
がらくたが山積みになっている ゴミ捨て場
罪と悲しみの山のふもとに
新しく まばゆい明日がある
もしきみがまだ 約束を忘れていないなら
思いきって 飛びこんでみるがいい