||   love / 愛   ||



愛というのは不思議なものだ。 心で感じることは簡単なのに、口に出して表現するのはとてもむずかしい。それはたとえば、浴槽に落ちた石鹸のようなものだ。 拾うのは簡単だけれど、力をこめて握りしめると、たちまちするりと逃げてしまう。

なかには、自分の心の外に、一生懸命愛を探している人がいる。 彼らは愛を手に入れるためには、しっかりとそれを握りしめなければならないと思いこんでいる。 だが、愛はまるで濡れた石鹸のように、彼らの手からするりと逃げてしまうのだ。

愛をつかまえようとするのはいい。けれど、そっと、優しくつかまえるコツを覚えなくてはいけない。 愛が飛びたいときには、自由に飛びまわらせてやればいい。 愛を自由にしてやれば、愛は人生を生き生きと、楽しく、新鮮なものにしてくれるだろう。 愛はぼくの音楽、踊り、すべてのものに生きる力を与えてくれる源であり、エネルギーだ。 ぼくの心に愛があるように、愛はどこでも、至るところにあるのだ。